2019 Laser 4.7 Youth World Championships Day 5

大会5日目・決勝2日目

今朝は曇天でしたがいつもより肌寒い朝でした。
コーチミーティングで展開された天気予報は「昨日とほとんど同じで若干西よりの風。ガストで20ノット。」で、そのとおりのコンディションになりました。

大会6日目・最終日の天気予報で風が期待できないことから、本日3レース実施したいとの運営の意向があり、コンディションも安定した良い風が吹いたことから計画通り男女とも3レース実施しました。

男子ゴールドフリートの元尾選手は3レース目に会心のレースを見せます。
風速の上がった15ノット前後の風のなか、本部船寄りから良いスタートを切り、だれも前を通らせずにシングルで第1マークを回航。2回目の上マーク(第3マーク)まではほとんど順位を落とさずに来ましたが、フィニッシュまでのリーチングレグを含むダウンウィンドで約10艇抜かれてしまい19位でフィニッシュしました。抜かれはしたもののタフなコンディションのなか世界トップレベルの選手たちと肩を並べて走れたことは自信になったと思います。

男子シルバーフリートの豊島選手は、4-7-10位と3レースを手堅くまとめシルバーフリート2位をキープしています。岡田選手も最初のレースは6位となりましたが、風速が上がるとどうしてもスピード差があるようでなかなか良い順位をとることができませんでした。

女子は抜井選手が5-7-15位と安定したレース運びを見せ、総合11位まであがってきました。山﨑選手は課題のスタートで苦戦していますが、3レース目には良い順位には結びつかなかったものの良いスタートを切ることができました。大槻選手は2回目のアップウィンドのレグで順位をキープできずに苦戦していましたが、2レース目には上位の選手に肉薄する良いレースを見せました。

なお、大会の優勝は男女とも最終日を待たずに決しており、男子はイタリアのNiccolo選手。女子はスイスのAnja選手が安定したレース運びで世界チャンピオンに決定しました。

明日の最終日・最終レースはシリーズの総仕上げとして、各選手が納得のいく順位を取って欲しいと思います。


本部船寄りから良いスタート決める元尾選手。会心のスタートとなりました。


良いスタートを決める抜井選手。3本とも良いスタートが切られました。


スタート前のポジション争いをする山崎選手。どうしてもはじき出されてしまいます。


スタートする岡田選手。スタートダッシュを決めることが課題です。


シングルフィニッシュを連発する抜井選手。


上マーク回航直後の元尾選手。最終レースは15ノットオーバーのタフなコンディションになりました。


フィニッシュ直前の豊島選手。シルバーフリート2位を堅持しています。