2019 Laser 4.7 Youth World Championships Day 6

大会6日目・決勝3日目 最終日

快晴の朝を迎えました。

朝から今までとは違う北東の風が順調に吹いています。

コーチミーティングで今日の天気予報は2〜5ノットとレースを実施することが難しいほど風が弱いことが伝えられ、レース延期を示すAP旗が10時に陸上で掲揚されました。

北東の風が11時過ぎまで続き、だんだんと無風になってきたところで いつもの西寄りの風を期待して出艇のサインであるD旗が掲揚されました。

レースエリアに到着したものの東西の風がぶつかり合い無風状態が続きました。結局、シリーズの最終リミットの15時までにレースができないと判断して14時前にはAP+A旗が掲揚されノーレースとなりました。昨日までの成績が最終成績となります。

18時に大会の開催地であるポーツマスオリンピックハーバーで表彰式・閉会式が開催されました。入賞した他国選手は胴上げをされたり湖に落とされたりと手荒な祝福をチームメンバーに受けていました。日本チームは抜井選手が入賞までもう少しでしたが入賞ゼロという結果となり悔しさの残る大会となりました。

若きセーラーたちの戦いは終わりましたが、今後はこの大会での経験を活かし、他種目へのステップアップも含めて日本のセーリング界を牽引する存在となって欲しいと思います。

ご声援ありがとうございました。

大会を終えての選手コメント

男子

岡田選手

今回初めてレーザー4.7ワールドにでて改めて自分の悪いところや修正点がわかりました。特にスタートや強風の時にしっかりと起こせて走れないことを感じました。セールセッティングや体力面でも足りず中風までしか、きちんと走ることができなくてとても悔しい大会になりました。これからは強風でも勝てるように体力と体重、技術面でも頑張って行きたいと思います。

元尾選手

今回は3度目の世界選手権という事で上位10%に残るという高い目標を掲げてレースに臨みました。

日本のレースには無いほど、コース設定が長く精神的なスタミナも必要となる大会となりました。それに加え毎日ハイクアウトコンディションで身体の疲れも目立ちました。

この大会で1番吹いた最終レースで10番前後で回航できたことは自信になりました。この自信を次のステップに繋げられるよう今後も頑張りたいと思います。サポーターや保護者、そしてコーチの皆さんありがとうございました!

豊島選手

4.7ワールドでの目標は、ゴールドフリートに入ることでしたが、あと一歩のところで、悔しい思いをしてしまいました。しかし、シルバーフリートでは、自分の走りが存分に披露でき、総合では2位という結果も残せ自信がつきました。悔いが残る大会でしたが、自分のプレーを最大限に引き出すことができたので良かったです。応援ありがとうございました。

女子

抜井選手

入賞という目標を達成できなかったことはとても悔しいです。

でも、今まで苦手意識のあったスタートや強風のレースで海外選手に食らいついていけたことなど、自分の成長を感じることもできたレースでした。

今回得た自信も反省も糧にして、セーラーとしてさらにレベルアップしていけるように頑張ります。

大槻選手

今までずっと課題にしていたスタートを決めることができたレースが多かったのでよかったです。しかし、アップウインドでスピードが無く、コースもあまり上手くひくことができず、順位をキープ出来ない場面が多かったと思います。今回の経験を今後に生かせるように、これからも練習を続けたいと思います。応援ありがとうございました。

そして、帯同してくださった永井さん、岡さん、本当にお世話になりました。ありがとうございました。

山崎選手

今回が二回目のワールドで上位30%に入る事が目標でしたが安定した順位をとることができず悔しい結果になりました。

しかし、トップフィニッシュする事ができ自分のいい経験になりました。応援してくださった皆さんありがとうございました。

AP+A旗を掲揚して帰港する本部船

曳航で帰港する日本チーム

男子入賞者

女子入賞者

表彰式での集合写真。悔しい結果となりましたが、11レース戦い抜き晴れやかな様子の日本チーム。